はじめまして。セミリタイアを目指しているサラリーマンのいっせいです。
住宅知識ゼロから、年間2万4千円の家賃値下げを成功させた筆者が
家賃交渉のできる不動産の見つけ方を、体験談をもとにお伝えします。
筆者が家賃値下げを実現させるためにやり取りをした不動産の選定方法を
・そもそも家賃交渉ができる不動産屋は存在するの?
・家賃交渉できる不動産屋を選定するための、具体的な手順とは?
・交渉できたけど本当にお得?最後に損しないための確認事項とは?
という疑問を解決することで、紹介します。
皆様の考えるきっかけになることを願って早速解説していきます。
・家賃交渉ができる不動産屋は存在するの?
存在します!
ただ、どこの不動産屋でも家賃値下げが成功するわけではありません。
家主さん(もしくは管理会社)と交渉できる不動産屋と出会うことが大切です。
“不動産屋と出会う”と考えると
「知識も経験もないから分からない」「コネもなく、業界に詳しくないから無理」と
尻込みしてしまう傾向にありますが、大丈夫です。
知識ゼロ、コネなし筆者でも家賃値下げを成功させました。
では次の章では筆者も行った、具体的な探し方の手順を紹介します。
・家賃交渉できる不動産屋を選定するための、具体的な手順とは?
第一に、自身の希望物件を定めること。
今後、希望物件の探し方は今後記事にしていく予定ですが、
今回は前提として、希望物件が定まっていることとします。
その上で以下の手順に従い、不動産屋を絞りましょう!
ちなみに、問い合わせは必ず文章(メールなど)で行ってください。
この後の申し込みで「言った言わない」を抑止するためです。
① 目的物件名をGoogle検索
② ホームズもしくはSUUMOサイト内で「—件の情報を表示しています」を確認
③ HPの上中下に表示される3件に、「お問い合わせをする」から下記文(a)を参照し問い合わせ
④見積もり取得後、下記文(b)で家賃値下げを、お願いする
(参考文a)—————————————————————
お世話になっております。〇月入居を希望しております、(名前)と申します。
(物件名)の初期費用をご連絡いただけないでしょうか。
条件により、即申込手続きを進めさせていただきます。
お忙しいところ恐縮ですがご対応いただけますと幸いです。
宜しくお願い致します。
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(参考文b)—————————————————————-
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③④において対応が早く、交渉を行ってくれる不動産屋と話を進めればOKです。
対応が遅く、交渉結果も芳しくない場合、③④を繰り返せば
交渉を依頼できる不動産屋と出会えるでしょう。
泥臭く、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、のような戦法ですが
私は3つの不動産屋に上記の問い合わせを行うことで以下の回答が得られました。
(筆者が受けた不動産からの回答)——————————————-
フリーレントは厳しそうです。
お家賃に関しましては2千円なら交渉できるとの事です。
※管理会社様からは値下げするなら入居日はお申込みから2週間以内での
賃料発生が条件となるそうです。
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このように無事目的とした家賃交渉を成立させたのです。
問い合わせ内容の作成には賃貸トラブルたすけ隊さんの記事を大いに参照しました。
ただ注意していただきたいのは、家賃交渉はあくまでも「お願い」であり
値下げされることが当たり前ではありません。
だからこそ、交渉を円滑に進めてもらうためには参考文のよう丁寧な文言で
そして、心理学で言われる「ダブルバインド」(どちらか一つを選んでもらう)の
技術も用いて家賃値下げが実現できるよう、尽力するのです。
もちろんそういった努力を行っても、不動産屋の繁忙期(2~4月)や
都市部駅近など人気物件の場合、目的の物件で交渉ができないことがあります。
そういった場合はとても悔しい思いをしますが、入居における優先事項を何に置くか
自身で認識し家賃交渉ができるといいですね。
私の場合、家賃交渉を成立させることを第一目標としたために
交渉ができることを優先しすぎ、第一候補を契約できなかった経験があります。
とても悔しかったです。
しかし、その後自分の優先事項を再確認することで気持ちを切り替え
家賃値下げ成功という成果を得ることができました。
そして最後
家賃値下げできたから一安心、あとは先方の言う通りに進めれば大丈夫!
と丸投げしてはいけません。
上記、相手の返信にある
「入居日はお申込みから2週間以内での賃料発生」
が気になるところです。
この点について、次の章で本当に家賃交渉がお得になるのか私の場合を確認します。
皆さんも交渉が成立したからといって気を抜かず、
最後まで確認を怠らないようにしましょう。
・交渉できたけど本当にお得?最後に損しないための確認事項とは?
電卓をたたいて計算しましょう!
と言っても、複雑な計算ではありません。
下記計算例を参考に、皆様の場合はお得になるのか計算してみてください。
私の場合、本来であれば交渉の5週間後に入居を希望しておりました。
しかしながら「2週間後」という制約を受けてしまったため、想定よりも3週間分多く
家賃を払う状況になったわけです。
値下げ後の家賃は共益費込みで10万8千円、そのため3週間分の約8万1千円
家賃交渉する前よりも払うことになります。
8万1千円を、家賃交渉で得する2万4千円(2千円 x 12カ月)で割ると約3年と5カ月。
つまり3年5カ月以内に引っ越ししてしまっては、金額的に交渉した意味がない
ということになります。
しかしながらその期間で引っ越す想定はしていません。
転勤など特殊な事情の際は引っ越す決断をするわけですが、そこはある意味リスクをとって
家賃交渉の結果を受け入れることにしました。
このように計算しても、最後はエイヤッで決めなければならないことがありますが
全く予想を立てないで結果を受け入れるよりは
自身がどれくらいの金額リスクを背負っているか認識することで
リターン回収の道のりを思い描き、経済的自由に近づくことになります。
いかがだったでしょうか?少しでもお役に立てたら嬉しいです。
ありがとうございました!